[ビール造りに密着!]NUMBER NINE BREWERY(ナンバーナイン・ブリュワリー)

みなとみらいQUAYS pacific grill(キーズ パシフィック グリル) 内のビール醸造所「NUMBER NINE BREWERY(ナンバーナイン・ブリュワリー)」。
ブリューマスター 齋藤 健吾に、仕込みの1日を通してビール作りのこだわりと情熱を聞きました!
この日仕込んだのは、2019年10月のオープン当初からオンタップ、その華やかな香りと苦味の少ない飲みやすさから人気を誇る“Hazy IPA”。

ナンバーナインのHazy IPAはタンパク質の多いイギリス産オーツ麦、ドイツ産小麦など、4種のモルトをブレンド。

Hazy IPAの特徴でもある“濁り”は、このモルトのタンパク質やデンプン質によるもの。複数種類混ぜることにより、味の濃さ・深みが出ます。

ビール醸造専用ソフトで緻密に計算された、出来上がりのアルコール度数・糖度に向け、段階を踏んで細かく数値を合わせます。
粉砕したモルトとお湯を混ぜ、おかゆのような状態に。温度によって糖度が変わるので、ターゲットの糖度になるよう微調整します。
ターゲットの糖度まで達すると、温度を76℃まで上げ、糖度を作るもとになる酵素が働かないようにします。

大麦、小麦殻が混ざった液体を濾過釜に移して、もみ殻を混ぜたモルト粕を通して濾過をして、クリアな麦汁に!

この時点の麦汁はとても甘みがあり甘酒のような感覚で、体によさそうな味がしました。

この時出るモルトかすは、現在廃棄していますが、今後何かに活用できないか模索中。

麦汁を煮沸釜に戻し、ホップと一緒に煮込みます。ペレット状に凝縮されたえぐみのないホップを使用。

ホップを入れる量・タイミングで口当たりや苦味が変わります。苦味の少ないドリンカブルなHazy IPAは、ホップを大量に入れず、煮込みすぎず、ホップの香りが残るようにします。

ビールのベースが出来ました!天井を通るパイプで発酵タンクへ移し、酵母を少しずつ入れて発酵。今回のHazy IPAには、フルーティーなワイン酵母を使用。ここで約1か月半じっくりと発酵させていきます。

健吾さんのビール造りは「魅せる醸造」。ガラス張りの醸造所はいつでもピカピカに磨き、ここで醸造していることをお客様に魅せることを意識しています。仕込釜は使用するたびに、中に入って磨いています。
Hazy IPAは、オープン当時からオンタップしているレギュラービール。一度飲んで美味しいと思ってもらった方に、また次も美味しいと思っていただきたいと、原料の配合を微妙に変えているそう。

記念にタンクのラベルを書かせていただきました!今回のHazy IPAがオンタップされるのは3月下旬から4月上旬の予定。出来上がりが楽しみです!!

 


 SHOP INFO   
【横浜/みなとみらい】
QUAYS pacific grill
 キーズ パシフィック グリル
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-14-1横浜ハンマーヘッド1・2F
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TEL 045-900-0310

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